高島ってどんなところ

概要

滋賀県高島市は、琵琶湖の西部に位置し、平成17年1月1日、マキノ町、今津町、朽木村、安曇川町、高島町、新旭町の5町1村が合併し、新市高島市として踏み出しました。県内最大の面積を有する本市は、市の面積のうち72%が森林であり、琵琶湖へ注ぐ水のほぼ3分の1を生み出す地域といわれています。

旧マキノ町
日本遺産に登録された「海津・西浜・知内の水辺景観」をはじめ、2015年度関西紅葉ランキング1位に輝いたメタセコイア並木やマキノ高原、果樹園等の景観が広がっています。
旧今津町
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の歴史的建造物が並ぶ町並みがあり、また、滋賀県の出先機関や警察、消防、自衛隊、法務局、検察・裁判所などがある行政が集積しています。
旧朽木村
かつて「朽木の杣」と呼ばれた木材の供給地としての森林が広がっています。また、福井県嶺南と京都を結ぶ鯖街道(若狭街道)があり、起源は1200年以上といわれています。通り沿いには若狭の海産物や鯖寿司などが味わえるお店がたくさんあります。
旧新旭町
日本遺産に登録された「針江・霜降の水辺景観」の他、地場産業である高島ちぢみや高島帆布の生産拠点の街です。また高島市役所本庁があります。
旧安曇川町
藤樹書院跡や現在の住民の生活を支える商業施設が集積しています。扇骨の生産量は全国の90%を占め、世界唯一の産地として海外に誇り得る竹手工芸品伝統産業となっています。
旧高島町
日本遺産に登録された「大溝の水辺景観」をはじめ、旧城下町の町並みが今も保存されています。また、畑地区の「畑の棚田」は、滋賀県内で唯一「日本の棚田百選」に選ばれています。

  • 古来より当地域は京都・奈良の都と北陸を結ぶ交通の要衝として栄え、中でも陸上交通は比叡・比良山麓を湖畔に沿って走る西近江路や、塩漬けされた鯖を運搬する街道であったことから鯖街道と呼ばれる若狭街道が主となり、これらの街道と大津方面への湖上交通の拠点である港町や宿場町として栄えてきました。
  • 気候的には、日本海側に近いことから冬季の寒さは厳しく、積雪量の多い日本海側気候となっています。また、秋季には「高島しぐれ」と呼ばれる降雨がしばしばあります。
  • また、近江聖人と称えられた日本陽明学の始祖、中江藤樹先生生誕の地として知られているとともに、数多くの高島商人(近江商人)を送り出した土地柄でもあります。
  • 平成28年には、「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」、「高島市針江・霜降の水辺景観」や「大溝の水辺景観」が「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」として「日本遺産」に認定されました全国にも類を見ない景観が多く残されています。

気候・風土

年間を通じて湿度が高く昔から発酵に適した風土・気候です。琵琶湖で獲れる湖魚をはじめ多種多様な農作物も栽培され、豊富な農水産物に恵まれてきました。また、京都と若狭を結ぶ街道沿いに位置していたことによる地理的・歴史的な要因もあり、今日までの長い歴史の中で鮒寿司等のなれずし、酒、酢、醤油、味噌といった多様な発酵食文化を培ってきました。 昔から高島ちぢみや扇骨、木工等、伝統工芸に携わる人々が多く暮らしていました。また、近年では陶芸や染織等、工芸に携わる市民による工房開きのイベントや、2010年より開催されている市内の多様な住民の暮らしぶりを見せるイベント「風と土の交藝」の開催が定着する等、アートや工芸関連する活動の機運が高まっています。

環境など

本市の一部は、福井県の大飯、美浜原子力発電所から30km圏内にあり、原子力災害対策を重点的に実施すべき地域と定めています。 また、地震については、琵琶湖西岸断層上にあり地震の確率は、
≪北部≫地震の規模:M7.1程度、地震発生確率:30年以内に1%~3%
≪南部≫地震の規模:M7.5程度、地震発生確率:30年以内は、ほぼ0%
となっています。(地震調査研究推進本部より)

> 高島市地域防災計画

高島市の課題としては、少子高齢化に伴い、他の自治体と同様、人口減少が続いています。後継者不足による限界集落が増え、それに伴い耕作放棄も問題になっています。

> 高島市HP

教育

高島では、教室の授業だけでなく、里山体験や田植えなど、地域での体験学習の場も豊富。 子どもたちが地域の人や自然とふれあい、学ぶことを通じ、豊かな人間性を育んでほしいと願っています。 高島では、義務教育9年間を見据え一貫性のある系統的・継続的な学習指導や生徒指導を行う小中一貫教育を実施しています。その先がけ「高島学園」は県下初の公立小中一貫校です。

医療体制

地域医療がますます充実。医療機関の連携でますます安心。

地域の基幹病院である「高島市民病院」をはじめ「近江愛隣園今津病院」、「医療法人マキノ病院」があり、地域医療体制が機能とも充実しています。また市内各地にたくさんの診療所(内科、外科、小児科、整形外科、リハビリテーション科、眼科など)や歯科医院があります。

生活

駅や国道周辺の市街地には、食料品や生活用品が揃うスーパーや薬局、家電量販店などがあります。 また市内にある「道の駅」「農産物直売所」、休日に開かれる「朝市」、収穫の時期などに現れる「野菜の無人販売」などで、地場産の新鮮な農産物や加工品を購入することができます。

コミュニティ

地域で見守る環境

一人暮らしの高齢者や子ども、障がいのある人など支援が必要な人を、地域住民で見守り、支え合う「見守りネットワーク」。市内事業者とも連携し、事故や孤立を防ぎ安心して暮らせるまちづくりを地域ぐるみで進めています。

災害に備えた地域の動き

高島には、地域に根差した助け合いの心があり、住民同士が強い絆で結ばれています。市では、こうした地域コミュニティの維持強化に努め、非常時にはだれもがボランティアとして助け合える地域づくりを目指しています。また、大規模災害の発生時には、多くの労力や物資が必要となることから他の自治体や団体、企業と応援協定を結んでいます。

アクセス

京都 ・ 大阪へのアクセス良好

交通の便は暮らす上でとても重要です。高島はJR湖西線新快速で近江今津駅から京都駅まで48分、大阪駅まで80分弱。近江今津駅は特急サンダーバードも停車します。車なら国道161号経由で名神高速道路京都東ICまで1時間程度。通勤・通学からお出かけまで、フットワークの良さが自慢です。

どんな人が住んでいるの?

高島の食と人~3つの○○~
高校生の有志と市民の有志に、「高島の食と人」を取材してもらい、「高島のライフスタイル」を紹介するプロジェクトを実施しています。

働き方暮らし方について
自然の豊かさ、人のつながりの温かさ、子どもがのびのびと遊べる環境など、多くの人が感じている高島の良さを、高島で働き、暮らしておられる20名の方に、Work Life Storyとして、お聞きしました。

移住された方の声を聴いてみよう
移住までの経緯や生活の様子についてお話をお聞きました。
移住を検討されている方は是非参考にして下さい。

コンシェルジュ通信
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